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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちきゅうとうなん

地球盗難

海野 十三

Lesen Sie 地球盗難 (ちきゅうとうなん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.072 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

謎の隕石

この鍵は辻川博士がピチンと下ろしてもっていってしまったのです。この節、辻川博士の姿を一向見かけませんが、とにかく博士に頼まないとここは開きませんよ。身体が大きくなったからさぞ腕力も増したろうと思って、たびたび押してみたのですが、なにしろ太い鋼鉄の棒で組立てられた檻ですから、どうにもなりません」

それには大隅学士も、深い失望を感じないわけにゆかなかった。しかししばらくして彼は叫んだ。

「ああ心配はいらぬよ。いいものを持っていたことを忘れていた。すぐ出してやるから待っていたまえ」

そう云って大隅学士は、小脇に挟んでいた杖を構えなおした。例の怪力線洋杖を……。

謎の隕石

怪力線洋杖の偉力によって、さすがの鋼鉄の棒も見る見るうちに飴のように柔くなり、武夫は何日ぶりかで外に出ることが出来た。檻は元のように直して置いた。

「先生、僕はうれしくてたまりません。しかし何という素敵な洋杖でしょう。どうしてそんなものを手に入れられたのです」

大隅は笑って、これを偽のシュワルツコッフ博士と思われる人物から奪取した顛末を手短かに話した。それから二人は、裏山の蔭に入って相談に懸った。