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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちきゅうとうなん

地球盗難

海野 十三

Lesen Sie 地球盗難 (ちきゅうとうなん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.072 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

とにかくその荷物の内容がハッキリしなくて困っている。――それからもう一つは、大宗寺の庭に落ちた径五十センチの隕石のことだが、あれを掘りだして持っていったのが、この辻川博士だということまでは分った。しかし分らないのは、あの隕石がどんな役目をつとめているかということだ」

「隕石というのは、宇宙に飛んでいる星のかけらなのでしょう。そしてその成分は、殆んど鉄ばかりだという」

「そうだ、鉄もなかなかいい質の鉄だということだ。しかし鉄ばかりではなく、外の物質も混っていることがある。そうそう、それで思い出したが、これはギブソンの『有史前における生物発生論』に出ていた仮説であるけれど、なんでもこの地球だの火星だのに、どうして動物だの植物だのが発生したかというと、これは既に動植物の存在する星――たとえば、この地球もその一つと考えていいのだが、その星が他の星と衝突して粉々に破壊し、つまりそれは隕石となって宇宙に飛散するのであるが、その隕石にバクテリアなどが附着したまま遠くへ搬ばれる。そして他の星の上に落ちると、そのバクテリアから、新着の星の上に動植物の種を植えつける。こうして多くの星へ動物や植物が移植されてゆくのだということが書いてある。