Japanische Klassiker mit Furigana
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ちきゅうとうなん
地球盗難
海野 十三
Lesen Sie 地球盗難 (ちきゅうとうなん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.072 Zeichen · 168 Bildschirme
「ほう、それをどうして知っているのです」
「いやあ、そのことですよ。貴方はご存じないでしょうが、東京は大騒ぎですよ。なにしろ佐々砲弾発で突然無線電話がかかってきたのですからネ」
「えッ、佐々砲弾が……。佐々君は、まだ生きていたのですか」
「ホイ、これはニュースを知らせに来たようなものだな」と一人が眼をパチクリして「でもこっちの話を云わなきゃ、貴方に話をしてもらうのに不便でしょうネ。とにかく今日の知らせで佐々の冒険はすっかり分りましたが、彼は無事に生きているそうです。貴方……大隅先生ですネ。先生にそれを伝えてくれと云ってましたよ」
「佐々君が生きているとは、よかった! もう死んだことと思っていましたが。あの先生、今どうしているのですか」
「ウラゴーゴル星に上陸しているそうです」
「ええッ、ウラゴーゴル星に上陸? ほう、そうですか」
「なんでも空に舞い上って、もう死ぬなと覚悟したんです。しかしそのうちに何とはなしにウラゴーゴル星に着陸しちゃったそうで、そこから無線電話をかけてきたのでわれわれも愕きましたよ。さあその辺で、こっちの質問に答えて下さい。――まず、佐々砲弾がこの土地から飛びだしたときの模様を喋ってみて下さい。