Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
てんじょうから、板かなんかつりさげて、そこに人がのっていて、投げた縄のはしをつかんで、岩にうちつけてある太い釘に、くくりつけたのでしょう。それで、縄が落ちないで、まっすぐに立ったのです。
その縄を、子どもが登っていきました。それから、おじさんがダンビラを持って登っていきました。そして、子どもをバラバラに、きったように見せかけたのです。
さっき、落ちてきたのは、人形の首や、胴や、手や、足だったのです。てんじょうにいる人が、それを用意しておいて、つぎつぎと投げおろしたのです。
それから、その手や足を、向こうの暗い壁の方へ投げつけると、もとのとおりに、くっついたのは、ブラック=マジックです。ね、そうでしょう?」
「うん、かんしん、かんしん。さすがに、よく見ぬいたね。だが、ブラック=マジックというのはなんだね?」
「洞窟の、向こうの壁が、まっ黒にぬってあるか、黒いきれが、はりつけてあるのです。そして、電灯は、みな、ぼくたちのほうを向いていて、あの黒い壁には、すこしも、光があたらないようにしてあります。
ひとりの子どもが、まっ黒なきれで、全身をつつんで、そこに立っていますが、こちらからは、すこしも見えません。