Japanische Klassiker mit Furigana
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
Lesen Sie 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.045 Zeichen · 185 Bildschirme
それだから私は刮目してその成り行きの注視を怠らないであろう。もしも文部省がその分りきった当然の間違いを改めるに誠意なく、依然としてそれをそのままに捨ておくなれば、私は止むなく更に鉾を磨くより外致し方はないと感ずる。しかし文部省は文教の府だけに済々たる学者の淵藪でもあれば、必ず理のある我輩の言に耳を傾ける事がないでもなかろう事を期待している。
書面の文
謹啓、文部省編纂の教科書にジャガイモを馬鈴薯と書いてある事を伝聞し頗る遺憾に思っています。元来ジャガイモに馬鈴薯の名を適用する事は極めて非で決して当を得たものではありません。別包小包便で御手許へ進呈いたしました拙著『牧野植物随筆』を御覧下されて、それが正しくないという事に御同意下さるならば、教科書の馬鈴薯の字面を仮名でジャガイモと御改訂あられん事を日本教育のために希望致します次第であります。
昭和二十二年九月六日
牧野富太郎
森戸文部大臣御中
その後間もなく同大臣から極めて御丁寧な御返書を頂きました。そして馬鈴薯の出ている教科書の抜き書きまでも御送り下さいまして、その細心な御注意をも感謝しています次第であります。