Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Lee 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) de 山崎 富栄 (やまざきとみえ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 63.997 caracteres · 129 pantallas

Aozora Bunko

三月十七日

三月二十三日

このような人にあなたを作りあげることが許されるならば……。――

――クライスト――

私は目の前にある魂の性質を知り、その用途を理解しています。それは純粋の金を含んだ鉱石で、私は金属を石から離しさえすればいいのです。

一番小さい子供には話すことを

真中の子供には感じることを

一番大きい子供には考えることを

貴女は教えておられる

ひとりの子供の強情を剛毅に

もうひとりの傲慢を卒直に

三番目の弱気を謙遜に

そしてみんなの好奇心を知識欲に

三月十七日 雨

新潮社の副社長と奥様(山本有三令嬢)、三時頃おいでになる。酒席を開いて六時ごろ山を下る。

お体の調子は、湿布をしたり、注射をしたりしているけれど、やっぱり思わしくない。憂欝。

三月二十三日

どんな貧困と戦っても、自分の夢を実現しようという本当の芸術家によく見る執拗さ。

そういう芸術家に付きものであるかたくなさ――。

夕食に「ふぐ」を料理していただく。最後に食前の残りバターをいただいたら、何だか気分が悪く、寝る前に吐く。鮮明な色の紅いものが、少し固まって混じって出る。紅色のものなど、今日はいただかなかったので、ちょっと心がかりになって、よくみると、どうも腸壁か何かの、血らしい。