Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Lee 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) de 山崎 富栄 (やまざきとみえ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 63.997 caracteres · 129 pantallas

Aozora Bunko

八月二十九日

お庭へ出てでもいられたら、きっと分かるのに、何故、時間と場所を御約束しておかなかったのだろうと悔まれる。

昨日も思い出して涙が流れ、本を開いては愛しまれる。

お別れしてから、急に背中がだるいような気持ち。血を吐きたい。思って下さる? 思って下さるの? 御体大丈夫? 御大事にネ。

*

*

*

「野原と野平は可愛いよ。ね」

「しかし、ああした雑誌社の空気は人間に悪いね」

「二人ともやめたいって言ってましたわ」

「それがいいね」

野原さん達は太宰さんの御言葉を、一体どういう心で聞いているのかしら。真面目に、素直に、きいているのかしら、死んでしまう人ですのに。そして、この世で最もいい方でしょうに。駄目よ、しっかりしてよ。卑しい人にならないで下さいね。

夜半にめざめたら、あなたが夢を見て笑った顔を思い出しました。

八月二十九日

ちょうどおひる頃、近くまで行ってみました。今日は一つ、奥様に見つかってもいいから、と勇んでお庭の見えるあの横丁に入って、立ってみましたけれど、しーんとしているばかりでした。お昼食時ですから、お話声の一つもおききできるのではないかと存じたのですけど。