Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lisez 三国志 (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 161 356 caractères · 323 écrans

Aozora Bunko

「君の武勇は父の名を恥かしめないものだ」と、曹操は甘いところを賞めておいた。

その後また、曹操は、自分の娘を、袁譚に娶せた。

都の深窓に育って、まだ十五、六になったばかりの花嫁を妻にもって、袁譚はすっかり喜悦していた。

郭図はすこし将来を憂えた。ある時、袁譚に注意して、

「聞けば曹操は呂曠と呂翔のふたりさえ、列侯位階を与え、ひどく優待している由です。思うにこれは、河北の諸将を釣らんためでしょう。――またあなたへ自身の愛娘を娶せたのも、深い下心あればこそで、その本心は、袁尚を亡ぼして後、冀北全州をわが物とせん遠計にちがいありません。ですから、呂曠、呂翔の二人には、あなたから密意を含ませておいて、いつでも変あれば、内応するように備えておかなければいけますまい」

「大きにそうだ。しかしいま、曹操は黎陽まで引揚げ、呂曠と呂翔もつれて行ってしまったが、何かよい工夫があるかの」

「二人を将軍に任じ、あなたから将軍の印を刻んでお贈りになったらいいでしょう」

袁譚は、げにもとうなずいた。印匠に命じて早速、二顆の将軍印を造らせた。

あどけない新妻は、彼が掌にしている金印をうしろからのぞいて訊ねた。