Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lisez 三国志 (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 161 356 caractères · 323 écrans

Aozora Bunko

二

「あわれな者、かなえてつかわすがよい」

夫人のゆるしに、関羽もよろこび、周倉はなおのこと、欣喜雀躍して、

「ああ、有難い!」と、天日へさけんだほどだった。

だが、裴元紹は、周倉が行くなら自分にも扈従をゆるされたいと、彼につづいて、関羽に訴えた。

周倉は、彼をさとして、

「おぬしが手下を預かってくれなければ、みなちりぢりに里へおりて、どんな悪行をかさねるかもしれない。他日かならず誘うから、しばらく俺のため山に留まっていてくれ」

やむなく裴元紹は手下をまとめて、山寨へひきあげた。

周倉は本望をとげて、山また山の道を、身を粉にして先に立ち、車を推しすすめて行った。

ほどなく、目的の汝南に近い境まで来た。

その日、一行はふと、彼方の嶮しい山の中腹に、一つの古城を見出した。白雲はその望楼や石門をゆるやかにめぐっていた。

二

「はて、あの古城には、煙がたちのぼっている。何者が立て籠っているのであろうか」

関羽と孫乾が、小手をかざしている間に、周倉は気転よくどこかへ走って行って、土地の者を引っ張ってきた。

その土民は猟夫らしい。人々に問われてこう話した。

「三月ほど前のことでした。