Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lisez 三国志 (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 161 356 caractères · 323 écrans

Aozora Bunko

その袁尚の軍隊はもう陽平という地点まで来て、通路のひらくのを待っていた。その通路は城内から切り開いてやらなければならなかった。

主簿の李孚は、審配へ向って、こういう一案を呈した。

「この上、外にある味方の大兵が城内に入ると、たちまち兵糧が尽きます。けれども、城内には、何の役にも立たない百姓の老若男女が、何万とこもっています。それを外へ追いだして、曹操へ降らせ、そのあとからすぐ、城兵も奔出します。兵馬が出きったとたんに、城中の柴や薪を山と積んで、火の柱をあげ、陽平にある袁尚様へ合図をなし、内外呼応して血路を開かれんには、難なくお迎えすることができましょう」

「そうだ、その一策しかない」

審配は直ちに用意にかかった。そして準備がなると、城内数万の女子どもや老人を追い立て、城門を開いて一度に追いだした。

白いぼろ布れ、白い旗など、手に手に持った百姓の老幼は、海嘯のように外へ溢れだした。

そして、曹丞相、曹丞相と、降をさけんで、彼の陣地へ雪崩れこんできた。

曹操は、後陣を開かせて、

「予の立つ大地には、一人の餓死もさせぬぞ」と、すべてを容れた。

数ヵ所の大釜に粥が煮てあった。