Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lisez 三国志 (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 161 356 caractères · 323 écrans

Aozora Bunko

玄徳は、鞍からおりて、

「そんなにお気に召したものなら、献上いたしましょう」と自ら口輪をとって進めた。

劉表はよろこんで受けた。すぐ乗換えて城中へ帰ってくると、門側に立っていた越という者が、

「おやッ、的盧だ」と、つぶやいた。

劉表が聞きとがめて、

「越、なにをおどろくか」

と、たずねた。※(「萠+りっとう」、第3水準1-91-14)越は拝伏して、理由をのべた。

「私の兄は、馬相を見ることの名人でした。ですから自然、馬相について教わっていましたが、四本の脚が、みな白いのを四白といい、これも凶馬とされていますが、額に白点のある的盧は、もっと凶いといわれています。それを乗用する者に、必ず祟りをなすと古来から忌まれているもので、ために、張虎もこの馬に乗って討死しました」

「……ふウむ?」

劉表はいやな顔してそのまま内門深く通ってしまった。

次の日。酒宴の席で、彼は玄徳に杯を与えながらいった。

「きのうは、心にもない無心をした。あの名馬は、ご辺に返そう。城中の厩に置かれるよりは、君の如き雄材に、常に愛用されていたほうが、馬もきっと本望だろうから」

と、さり気なく、心の負担を返してから、彼はまた、