Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lisez 三国志 (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 161 356 caractères · 323 écrans

Aozora Bunko

しまった人だとある。

その祖先の帰郷した地が、瑯であったかどうか明瞭でないが――孔明の父、諸葛珪のいた頃は、正しく今の山東省――瑯※(「王+邪」、第3水準1-88-2)郡の諸城県から陽都(沂水の南)に移って一家をかためていた。

諸葛という姓は初めは「葛」という一字姓だったかも知れない。諸国を通じての漢人中にも、二字姓は至ってまれである。

もとは単に「葛氏」であったが、諸城県から陽都へ家を移した時、陽都の城中にはばかる同姓の家がらがあったので、前の住地の諸城県の諸をかぶせ、以来「諸葛」という二字姓に改めたという説などもある。

孔明の父珪は、泰山の郡丞をつとめ、叔父の玄は、予章の太守であった。まずその頃も、家庭は相当に良かったといっていい。

兄妹は四人あった。

三人は男で、ひとりは女子である。孔明はその男のうちの二番目――次男であった。

兄の瑾は、早くから洛陽の大学へ入って、遊学していた。

そのあいだに彼の生母はこの世を去った。父には後妻がきた。

ところが、その後妻をのこして、こんどは彼らの父の珪が死去したのである。孔明はまだ十四歳になるかならない頃であった。