Classiques japonais avec furigana
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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
Lisez 現代訳論語 (げんだいやくろんご) de 下村 湖人 (しもむらこじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 127 327 caractères · 256 écrans
」
すると先師は深い感歎のため息をもらしていわれた。――
「私も点の仲間になりたいものだ。」
間もなく三人は室を出て、曾皙だけがあとに残った。
彼はたずねた。――
「あの三人のいったことを、どうお考えになりますか。」
先師はこたえられた。――
「みんなそれぞれに自分相応の抱負をのべたに過ぎないさ。」
曾皙――
「では、なぜ先生は由をお笑いになりましたか。」
先師――
「国を治むるには礼を欠いではならないのに、由の言葉は高ぶり過ぎていたので、ついおかしくなったのだ。」
曾皙――
「求は謙遜して一国の政治ということにはふれなかったようですが……」
先師――
「方六七十里、或は五六十里といえば、小さいながらも国だ。やはり求も一国の政治のことを考えていたのだよ。謙遜はしていたが。」
曾皙――
「赤のいったのは、いかがでしょう。ああいうことも一国の政治といえるでしょうか。」
先師――
「宗廟のことや国際会談の接伴というようなことは、諸侯にとっての重大事で、やはり一国の政治だよ。しかも赤はその適任者だ。謙遜して、補佐役ぐらいなところを引きうけたいといっていたが、彼が補佐役だったら、彼の上に長官になれる人はないだろう。