Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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げんだいやくろんご

現代訳論語

下村 湖人

Lisez 現代訳論語 (げんだいやくろんご) de 下村 湖人 (しもむらこじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 127 327 caractères · 256 écrans

Aozora Bunko

六(二八四)

七(二八五)

(前章の註參照)。

六(二八四)

子張が明察ということについてたずねた。先師はこたえられた。――

「水がしみこむようにじりじりと人をそしる言葉や、傷口にさわるように、するどくうったえて来る言葉には、とかく人は動かされがちなものだが、そういう言葉にうかうかと乗らなくなったら、その人は明察だといえるだろう。いや、明察どころではない、達見の人といってもいいだろう、」

七(二八五)

子貢が政治の要諦についてたずねた。先師はこたえられた。――

「食糧をゆたかにして国庫の充実をはかること、軍備を完成すること、国民をして政治を信頼せしめること、この三つであろう。」

子貢が更にたずねた。――

「その三つのうち、やむなくいずれか一つを断念しなければならないとしますと、先ずどれをやめたらよろしうございましょうか。」

先師――

「むろん軍備だ。」

子貢がさらにたずねた。

「あとの二つのうち、やむなくその一つを断念しなければならないとしますと?」

先師――

「食糧だ。国庫が窮乏しては為政者が困るだろうが、昔から人間は早晩死ぬものときまっている。国民に信を失うぐらいなら、饑えて死ぬ方がいいのだ。