Classiques japonais avec furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lisez 食道楽 (くいどうらく) de 村井 弦斎 (むらいげんさい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 435 caractères · 329 écrans
第五 スープの粥
第六 牛乳の粥
第七 茶粥
第八 薩摩芋の粥
先ずバターを平たい鉄鍋で溶かして乾いたお米を狐色になるまでよく炒りつけてそれを牛のスープかあるいは鳥のスープで塩味をつけながらお粥になるまで煮ます。こうすると味も良し滋養分も多くなります。
第五 スープの粥 人によってバターの匂いを嫌う事もありますからその時は前のお粥よりもこのスープ粥がようございます。これには牛か鳥のスープへ塩味をつけてお米から気長に煮ます。炒ったお米も用います。御飯からではいけません。
第六 牛乳の粥 よく病後の人にお粥を食べさせたり牛乳を飲ませたりしますが味の悪いものを別々に与えるよりは牛乳のお粥にした方が食べる人も悦びましょう。これは炒米でもただのお米でも構いません。牛乳の中へ少し塩を加えて入れて弱火で気長に二時間も煮るのです。
第七 茶粥 と申すのは至て淡泊なもので、これは最初によくほうじた番茶を袋に入れて水と一緒によく煎出して一旦その袋を揚げます。その跡の茶汁へお米を入れて気長に煮ますが出来上る少し前に塩を加えて味を付けます。あるいはこの煮える途中へ薩摩芋の細かく切ったのを入れると一層味も良くなります。
第八 薩摩芋の粥 これも前のに似ていますがただの白粥の少し煮えた処へ薄く輪切にした薩摩芋を入れるのです。