Classiques japonais avec furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lisez 食道楽 (くいどうらく) de 村井 弦斎 (むらいげんさい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 435 caractères · 329 écrans
第五十 粟の赤飯
西洋料理の部
第一 ペラオ飯
別に三寸位の山葵一本を細く刻んで深いものへ入れて熱湯一合を注いで匂いの抜けないように蓋をして紙で目張りをして一時間ほど置きます。その汁と前の汁とを混ぜて掻き廻すとドロドロの物が出来ますからその中へ蜜柑の身と林檎の小さく切ったのとを沢山混ぜて出しますとなかなか美味しゅうございます。
第五十 粟の赤飯 普通のお赤飯は誰でも知っていますがこれはササゲ小豆一合を湯煮て絞ってその汁へ餅粟五合とお米五合と半々の割で一晩漬けて翌日その汁は絞って捨てます。そこで昨日絞っておいたササゲと薩摩芋の輪切りにしたのと混ぜて蒸籠でよく気長に蒸します。
西洋料理の部
西洋の人は平生食物問題を研究して新しい料理を拵える事に苦心していますから小麦を常食としているにもかかわらずお米の料理が四百何十種と出来ております。お米を常食とする我邦の人はなおさらお米料理の研究を怠ってはなりますまい。今ここへ西洋料理の中で日本人の口に合いそうなものを五十種ほど出しておきます。
第一 ペラオ飯 と申すのは土耳古風の極く手軽なお料理で我邦の上中流社会にもこの頃大層流行します。それは先ずお米を磨いでよく水気を切っておきます。