Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lisez 三国志 (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 161 356 caractères · 323 écrans

Aozora Bunko

折から、三通の金鼓が、袁紹の陣地からながれた。

見れば、大将軍袁紹が、門旗をひらいて馬をすすめてくる。黄金のに錦袍銀帯を鎧い、春蘭と呼ぶ牝馬の名駿に螺鈿の鞍をおき、さすがに河北第一の名門たる風采堂々たるものを示しながら、

「曹操に一言申さん」と、陣頭に出た。

西軍の鉄壁陣は、許、張遼、徐晃、李典、楽進、于禁などの諸大隊をつらねて、あたかも人馬の長城を形成している。――その真ん中をぱっと割って、

「曹操これにあり、めずらしや河北の袁紹なるか」と、乗りだしてきたもの、いうまでもなく、いま天下の動向この人より起るとみられている曹操である。

曹操はまずいった。

「予、さきに、天子に奏して、汝を冀北大将軍に封じ、よく河北の治安を申しつけあるに、みずから、叛乱の兵をうごかすは、そも、何事か」

彼が敵に与える宣言はいつもこの筆法である。袁紹は当然面を朱に怒った。

「ひかえろ曹操。天子のみことのりを私して、みだりに朝威をかさに振舞うもの、すなわち廟堂の鼠賊、天下のゆるさざる逆臣である。われ、いやしくも、遠祖累代、漢室第一の直臣たり。天に代って、汝がごとき逆賊を討たでやあるべき。