Classiques japonais avec furigana
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
Lisez 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 176 308 caractères · 347 écrans
二六 玉来
播磨加西郡芳田村大字明楽寺字コウロギ
紀伊南牟婁郡飛鳥村大字小又字コウラギ
伊賀阿山郡阿波村大字上阿波字高良城
若狭遠敷郡松永村大字岡前字加福木
等である。あるいはカブロギとも呼ぶことから、神代史の神漏岐であるとも、またはアイヌ語のカムイロキであるとも説明し得るから、後年かくのごとき説が起ることがあろうが、私はあらかじめこれに賛成しない。日向西臼杵郡の肥後に接する部分三ヶ所村などにおいて、興梠と書いた珍しき苗字が多いので、人に問うたらコウロギと訓むと答えた。すなわち梠の字はロキの二合であると思われる。しかるに越中婦負郡速星村大字麦島には字梠場という地名がある。梠の字をコロに宛てたのである。そのコロバもまた一つの「清ら庭」であろうかと考える。
二六 玉来
豊後竹田町の西一里に玉来という町がある。湯桶訓の珍しい地名であるから、その後注意しているがいまだ同例を見ない。あるいは異民族の語をもってこれを解説せんとする者もあろうが自分はそのしからざることを証することができる。『肥後国志』巻十に引用する建武三年の阿蘇社領帳に曰う。南北坂梨・手野・豆札・尾籠・狩尾・狩集方、是為東郷云々、右の狩集の訓はあるいは後人の附したものだろうが、少なくとも他郷人の推当てではない。