Classiques japonais avec furigana
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
Lisez 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 176 308 caractères · 347 écrans
三二 アエバ
三三 田代と軽井沢
語原は何であれ、標木の日本語はシメでありまたツクシであった。
『伊勢の浜荻』巻一に、注連を標と同じものだということを述べて、その末に次のように書いてある。他国にて注連縄というものを、伊勢神宮の地でシメツクシというのは方言である。種々の物を飾りに附け尽すによるという説がある。また一説には神部の家では毎年旧いものを取り替えず、次々に新しいものを重ねておくゆえに、多いという意味でツクスというのだとも説く。「しかれども案ずるに注連つるくしの略なるべし云々」とある。土地の学者でしかも他国を知り、風習の異同に興味を抱いた人までが、このような愚かなことを言うのである。考えなしには古書を信従する事はできぬ。
三二 アエバ
武蔵の村々に饗庭という地名かまたは家名が多いが、相場もこれと同じく、ともに道饗祭すなわち邪神祭却の祭場のことであろう。また北武蔵などに多いアイノ田「間の田」という字も単に里と里との境の意味でなく、饗場の田ではあるまいか。二万分一図で見ると、古川跡の田に開かれた所に「間の田」が多い。すなわちあまり古い地名でないことがわかる。
三三 田代と軽井沢
軽井沢と称する地で最も有名なものは、もちろん中仙道碓氷峠の軽井沢である。