Classiques japonais avec furigana
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
Lisez 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 176 308 caractères · 347 écrans
金鋳神が単に彼等の守護神であるならば、村里にこれほど多くの祠を遺すわけがない。この仮定はなお各地の金井神・金屋神等の伝説信仰を蒐集比較してみなければもちろんこれを実行することができぬが、ただ試みに引用しておくのは、屋久島の一民俗である。『人類学会雑誌』二二六号に、高山青嶂氏は、屋久島永田神社の祠官古市熊護氏の報告を引いて、この島涅歯の風習を述べて曰く「古来未染の女子もし懐姙するときは、鍛冶屋神に詣で賽銭を奉納し、銕糞を申し請けて帰り、これに唐竹の葉と柳の葉とを混じて器に入れ水を注ぎて煎じその女に飲ましむ。人間の子ならば何事もなけれど、もし悪魔蛇類の子ならばただちに胎下するとて頑固尚古の者は今も往々かくのごとくす云々。鍛冶屋神は別に祠なく家の内に氏神のごとくこれを祀る。鍛冶の職をなす者の家に限れり。その祭神を僧侶は天照皇太神と称し、神職は金山大明神籥神なりという云々」。この神の名についても説があるが自分にはよく理解し得ぬ。要するに涅歯を魔除とする南島一般の思想に、鍛冶屋は来たり参与しているのである。※(「士/冖/石/木」、第4水準2-15-30)籥とは吹子すなわち蹈鞴の道具である。