Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みやもとむさし
宮本武蔵
吉川 英治
Lisez 宮本武蔵 (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 809 caractères · 369 écrans
「どうです、儲かるでしょう」
「儲かりませんよ、堺はひどく景気がいいというが」
「鉄砲鍛冶など、職人が足らなくて弱っているそうですな」
べつの商人が、また、
「てまえは、その戦道具の、旗差物とか、具足など納めていますが、昔ほど儲かりませんて」
「そうかなあ」
「お侍方がそろばんに明るくなって」
「ハハア」
「むかしは、野武士がかついで来る掠め物を、すぐ染めかえ、塗りかえして、御陣場へ納める。するとまた、次の戦があって、野武士がそいつを集めてくる。また新物にするといったふうに、盥廻しがきいたり、金銀のお支払いなどもおよそ目分量みたいなものでしたがね」
そういう話ばかりが多い。
中には、
「もう内地では、うまい儲けはありっこない。呂宋助左衛門とか、茶屋助次郎といった人のように、乗るか反るかで海の外へ出かけなければ」
と、海洋をながめて、彼方の国の富を説いている者があるし、或る者はまた、
「それでも、何のかのといっても、わしら町人は、侍から見れば遥かに割がよく生きていますよ。いったい侍衆なんて、食い物の味ひとつ分るじゃなし、大名の贅沢といったところが、町人から見ればお甘いもので、いざといえば、鉄と革を鎧って、死にに行かなければならないし、ふだんは面目とか武士道とかにしばられて、好きな真似はできないし、気の毒みたいなものでござい