Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

Lisez 宮本武蔵 (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 809 caractères · 369 écrans

Aozora Bunko

七

「出来たって、そんな莫迦な芸を私はやる気になれぬ。――あなたは、それを私にやらせようという肚だろうが」

「でも、京流吉岡を、眼下に見るほどな自信のある腕なら」

「吉岡をくさしたことが、あなたの気に入らなかったとみえる。あなたは、古岡の門人か、縁者か」

「何でもないが、京都の人間だから、京都の吉岡を悪くいわれれば、やはりおもしろくはない」

「ははは、うわさですよ、私がいったわけじゃない」

「若衆」

「なんです」

「生兵法という諺を知っているか。将来のため忠言しておくが、世間をそう甘く見すぎると、出世はせんぜ。やれ、中条流の印可目録を取っているの、飛燕を斬って、大太刀の工夫をしたのと、人をみな盲とするような法螺はよせ。よいか、法螺をふくのも相手を見てふくのだぜ」

七

「私を、法螺ふきと、仰っしゃったな」

美少年が、こう念を押すように突っ込むと、

「いったがどうした」

藤次は、反らした胸を、わざと相手へ寄せて、

「おまえの将来のためにいってやったのだ。若い者の衒いも、少しは愛嬌だが、あまり過ぎると見ぐるしい」

「…………」

「最前から何事もふむふむと聞いているので、人を舐めてつい駄ぼらが出たのだろうが、実は此方こそ、吉岡清十郎の高弟、祇園藤次という者だ。