Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みやもとむさし
宮本武蔵
吉川 英治
Lisez 宮本武蔵 (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 809 caractères · 369 écrans
「大きな門戸を構えているので、世間が買いかぶっているので、初代の拳法は達人だったでしょうが、当主の清十郎も、その弟の伝七郎とやらも、たいした者じゃないらしい」
「だが、当ってみなければ、分るまいが」
「もっぱら諸国の武芸者のうわさです。うわさですから、皆が皆、ほんとでもありますまいが、まず京流吉岡も、あれでおしまいだろうとは、よく聞くことですね」
大概にしろといいたい。藤次は、ここらで名乗ってやろうかと思ったが、ここでけりを着けたのでは、揶揄ったのでなく、揶揄われたに等しいものになる。船が、大坂へ着くにはまだ大分間もあることだし、
「なるほど、このごろは、諸国にも天狗が多いそうだから、そういう評判もあろうな。ところで、おん身は先ほど、師を離れて、郷里にあるうちは、毎日のように、錦帯橋の畔へ出て、飛燕を斬って大太刀のつかいようを工夫されたと仰っしゃったな」
「いいました」
「じゃあ、この船で、時々、ああして飛び来っては掠めてゆく海鳥を、その大太刀で、斬り落すことも容易であろうな」
「…………」
何か悪感情を包んでいる相手のことばを、美少年もようやくさとったらしく、瞬間、まじまじと藤次のそういう浅黒い唇を見つめていたが、やがて、