Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans

Aozora Bunko

ちょっと我々の手におえないことです。だから、この上は、せめて皆さんがた地球の人類の命を、一人でも多く救ってあげたいと、思うようになったのです」

怪人丸木は、親切そうなことを言出した。

「それは、御親切さまに……」

と、新田先生は怪人丸木にお礼を言った。

ほんとうに親切なのだか何だかわからないが、とにかく丸木は、熱心を面にあらわして、地球の人類をモロー彗星の衝突で死ぬことから、助けてやろうというので、これには、挨拶としてお礼を言わないわけにいかない。

「で、あなたは一体、我々人類を、どうやって助けて下さるのですか」

「そのこと、そのことです」

と、怪人丸木は両足で地面をとんとんと踏鳴らしながら、

「ねえ、先生。わしは、火星に持っている宇宙艇を、たくさん地球へよこそうと思うのです」

「宇宙艇と言うと……」

「つまり、さっき先生は、外で見られたろうと思うが、山の頂に火星のボートが、斜になって、立っていたでしょう」

「ああ、あれが火星のボートですか」

先生は、始めてそれを知ったような顔をして、うなずいた。

「宇宙艇と言うやつは、あのボートよりも、何倍も大きい乗物なんだ。