Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans

Aozora Bunko

この宇宙をどんどん走るやつで、それはとてもこの地球の上では、どこにも見当らないりっぱな乗物なんですよ」

丸木は、身ぶりをまぜて、ほこらしげに話をした。

「この地球の上にだって、ロケットと言うものがありますぞ」

「ロケット? はて、それはどんなものかな」

丸木はまだロケットを知らないらしいので、先生は、地面に図をかいて、こんなものだと説明してやった。

丸木は、たいへん熱心に、それを聞いていたが、

「ははあ、ロケットとは、そんなものか」

と、安心したような声で言った。

「あのロケットなどというものは、全く、おもちゃみたいなものだ」

と、怪人丸木は笑う。

新田先生は、ちょっとむっとした。

「わが火星にある宇宙艇は、スピードもたいへん早いし、人を乗せるにしても、一せきの中に千人や二千人は、大丈夫だ。一万人乗のものもある。この地球には、そんなに人の乗れるロケットはないでしょう」

丸木は、ほこらしげに言ったことである。

「火星の宇宙艇には、そんなに、たくさんの人が乗れるのですか」

と、新田先生は、思わず、ためいきをついた。わが地球のロケットでは、せいぜい五十人ぐらいの人間が乗れるだけである。