Classiques japonais avec furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lisez 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 214 332 caractères · 426 écrans
のには此処が能いとか聞いてるから据えて遣ると、向から名を附けて観音様の御夢想だなぞと云って、今ではお前さん何不足なく斯う遣って居ますが今日図らずお前達に逢って、私は尚お、観音様の持って入らっしゃる蓮の蕾で脊中を打たれる様に思いますよ、まだ二人とも若い身の上だから、是から先き悪い事はなさらないように何卒気をお附けなさい、年を老ると屹度報って参ります、輪回応報という事はないではありませんよ」
と云われ新吉は打萎れ溜息を吐きながらお賤に向い、
新「何うだえお賤」
賤「私も始めて聞いたよ、そんならお母さんお前がお屋敷へ奉公に上ったら、殿様のお手が附いて私が出来たといえば、其のお屋敷が改易にさえならなければ私はお嬢様、お前は愛妾とか何んとか云われて居るのだね」
尼「お前はお嬢様に違いないが、私は追出されてでも仕舞う位の訝しな訳でね」
新「へい其の小日向の旗下とは何処だえ」
尼「はい、服部坂上の深見新左衞門様というお旗下でございます」
といわれて新吉は恟りし、
新「エヽ、そんなら此のお賤は其の新左衞門と云う人の胤だね」
尼「左様」
新「そうか」