Classiques japonais avec furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lisez 食道楽 (くいどうらく) de 村井 弦斎 (むらいげんさい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 435 caractères · 329 écrans
薬味の中で是非要るものは先刻申した甘漬のチャツネーと西洋の酢漬のピックルとココナツを炒ったものと、ボンベタークという西洋の魚か鰺の干物のような魚類をむしって小さくしたものか、畳み鰯の類、生の若胡瓜、玉葱の刻んだものなんぞですがその外に紫蘇でも紅生姜でも何でも揃えられるだけの薬味を印度風にすると二十四色、和蘭風にしても十八色添えて出します。それを皆んな一つずつ取って御飯へかけて今の骨付の肉と一緒にかき混ぜて食べますとどんなに美味うございましょう。生の若胡瓜の皮を剥いて小さく切ったのなんぞは大層好い味を出します、今度一つお拵えなすって御覧なさい」玉江嬢「ハイ一度拵えてみましょう。サラダ料理もサッパリして結構ですが海老のサラダはどういう風に致します」お登和嬢「海老のサラダは伊勢海老でも車海老でもよく湯煮て皮を剥いて小さく切ってチサの葉と交ぜてマイナイソースで和えます。マイナイソースはモー御存知でしょうがこれも時により物によって少しずつ違う事があります。先ず湯煮玉子の黄身二つを裏漉しにして生玉子の黄身一つを入れて丁寧に混ぜ合せてそれから芥子を小匙に一杯と塩を小匙に軽く一杯と胡椒少しと砂糖を小匙に半杯入れて最初にサラダ油を大匙一杯加えてよくよく今の物を攪き混ぜます。