Classiques japonais avec furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lisez 食道楽 (くいどうらく) de 村井 弦斎 (むらいげんさい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 435 caractères · 329 écrans
その代り第五番目に手軽な土耳古飯即ちペラオというお料理を出しましょう。それは米を二合先ずバターでよくいためて、今のブリスケを湯煮た汁がありますからその汁三合へ塩で味を付けて今のお米と人参や玉葱の小さく刻んだのと一緒に入れて御飯のように炊きます。別に例の通りバターでメリケン粉をいためてよく焦がして湯を少し注しますが万年スープならなお上等です。それへ塩胡椒で味をつけてソースにして今の御飯へかけて食べますとなかなか結構です。スープのある時はいつもよくこのペラオ飯を拵えますが兄は大好きでございます。上等にするとペラオ料理はまだ色々ありますけれどもこういう風に手軽く拵えましたら十人前二十五銭位で済みましょう。それから六番目がお菓子ですね。これはトーストプデンといって極く手軽なプデンに致します。先ず玉子二つへ砂糖を大匙二杯混ぜてよくよく攪き廻して牛乳一合五勺を少しずつ幾度にも加えて別に半斤のパンを八つ位に薄く切ってベシン皿がなければ大きな丼鉢へ並べてその上へ今の物を注いでテンピの中へ入れて二十分間焼くのですがテンピの中へ入れる時テンパン即ちブリキ皿へ少し湯を注いでその中へ丼鉢を入れると底が焦げないでよく出来ます。