Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
私はきょうあなたが赤坊のこと云って大笑いしていらっしゃるお顔みて、あなたの膝で赤坊がギャアギャアわめいてあなたを閉口させたらどんなに面白いだろうと思いました。でもあなたは余りちょくちょく自分で抱いたりなさらない方(ホウとよむのよ)かもしれないわね。どうかしら。私と赤坊とは思うにまかせぬ仲なの。私が丸いでしょう? 赤坊も丸いでしょう? 丸いものと丸いものとは何だか工合がむずかしいのよ。だっこしてやると。
林町の風呂がこわれたというので、昨日は泰子を入浴のため珍しく親子三人で出かけて来て、お湯に入り、夜までいてかえりました。泰子すこしはましになりました。然し、まだ脚がくにゃくにゃ。体がよわくて頭がおくれたというより、頭がよわくて体おくれているのだそうです。本当に一年経ったというよその子を見るとびっくりします。そして咲枝の悲観するのも尤もと思われます。マアこの子はこの子なりでいいのだわ。
きょうは実にふき出して且ついくらかバカらしくなったことがあります。万里閣って本や、ね、あすこの人が来て、婦人のために八巻からなる講座を出すのですって。そして、私に監輯として名をかしてもらい一講座担当して貰いたき由。