Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
即ち幾分ユリはてれたのであります、そして、そこにひろい大きい手のひらを感じ、おめにかかったとき、手紙書いたよと笑っていらしたその空気を感じます。
あなたはおこらず、ともかく私の感じかたをきいて下すって、ありがとう。私にしろ土台から、プランをもって、まわりくどく手法的とは思っていません、そんな風に考えることは、私の自然の感情から不可能なのはあきらかです。でも、このお手紙に「ほとばしり」とあって、私はやっぱり面白いと思いました。ほとばしるものにはほとばしっただけの勢があって、それは流れているものとはちがった顔へあたる感じをもっているわけなのね。ですから、私は何だかキュッと感じて、その感じは苦しくて、ふくれたわけだったと思います。一番私の閉口なところに向ってほとばしったからでしょう、きっと。水鉄砲のように。
三日のお手紙に云われていることは、くりかえし読み、又くりかえし考え、ここには何一つ納得ゆかないものはないと感じます。そのとおりであると思えることしかないわ、どこからどこまで。私だって、用事が用事だけの単純なものだとは思いもいたしませんし。そして、やっぱり満点細君でありたいわ、ねえ。