Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
三吾さんは朝八時半ごろ出かけて、五時半ごろかえります、うちにいる間は私が在宅ならキーキーはやらない風です。本人がそれほど熱心な勉強家でないし、且つ今のところは生活も例外ですから。
奥さんは浩子さんと申します。やはり同じ土地のひとで、全然の媒酌です。家じゅうの人が皆実にいい人たちだもんだからお嫁さんも安心しているのよ、今のところは。これで愈※(二の字点、1-2-22)二人きりで暮して年が経つうちにどんな心持になってゆくか、それがおばあちゃんにも心配らしくて、どうかこのまま行ってくれればと、きのうもステーションで云って居ました。大連の満鉄に兄さんがいるとかで、そっちも見て来たことがあるのですって。東京暮しにちっとも困ることはないでしょう、きれいな人よ。どうかうまくゆくよう願う次第です。二十七ぐらいのひとです。三吾さんは三十三になったって。呉々もおばあちゃんよろしくとのことでした。
十四日のお手紙、十五日につきました。ありがとう。島田の赤ちゃん景気のいい肥りかたで万歳ね。写真まだこちらへは着きません。長谷川という人は、肩書きつきなの? 秘書として? 女流作家の会の集りで、話はきいたのです。