Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

よろいの両手が上に上がって、銀色のかぶとをぬぎました。

「や、明智小五郎!」

かぶとの下からあらわれたのは、明智探偵の顔でした。

二十面相は、いきなりよろいに飛びかかろうとしました。あぶないっ! よろいに包まれた明智は、自由がききません。取っ組みあいになったら、二十面相に組みしかれてしまうにきまっています。

「見たまえ。ほら、窓のカーテンを見たまえ。」

明智が、しかりつけるように叫びました。二十面相ははっとして、窓のカーテンに目をやりました。

あっ、ピストルです。カーテンのあわせめから、ピストルの筒口が、こちらをにらんでいるのです。一つめの窓、二つめの窓、三つめの窓、どの窓のカーテンからも、同じようなピストルが、二十面相をねらっているのです。

「二十面相、手をあげろっ!」

カーテンのあわせめがサッとひらいて、三つの窓の外に、ひとりずつ制服の警官が、ピストルをかまえて立っているのです。

しかたがないので、二十面相は両手を上にあげて、あとじさりをはじめました。

ジリジリとあとじさりをして、入口のドアのところまでくると、パッと向きを変えて、いきなりドアをひらいて逃げだそうとしました。