Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

あっ、ひもが切れた

「あっ、下にもあるよ。でっかいお菓子みたいだ。」

それは、上からたれた石灰分が、かたまってできた、まっ白な石じゅんでした。鍾乳石や石じゅんのことは、学校でおそわっていましたが、見るのは、これがはじめてです。

バタ、バタ……と、どこかで、へんな音がしました。「おやっ!」とおもって、みんなが、たちどまっていると、どうくつのおくのほうから、サーッと、まっ黒なものが、とび出してきました。

「ワーッ、怪物だあ……。」

例によって、ノロちゃんです。ノロちゃんは頭を、両手でかかえて、そこへ、うずくまってしまいました。

「ワーッ、怪物だあ……。」

「ワーッ、怪物だあ……。」

どうくつのおくから、おなじ声が、だんだん小さくなりながら、いくつも聞こえてくるのです。おくのほうにだれか人間がいて、まねをしているのでしょうか。みんなはゾッとして、おもわず、からだをくっつけあいました。

すると、小林団長が、

「おどろくことはないよ。あれは、こだまだよ。ノロちゃんの声が、どうくつに反響したんだ。」

あっ、ひもが切れた

ノロちゃんをおどろかせた怪物は、バタバタと、てんじょうを飛びまわってから、サーッと、どこかへ、いってしまいました。