Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

土の中から

「パパはいま書庫からでてきたばかりだ。推古仏はちゃんと、たなの上にあったよ。いつものように、錠前をおろしてきた。窓には鉄ごうしがはめてあるし、壁はコンクリートだ。いくら怪物でも、あの書庫はやぶれないだろう。……いや、おまえのおもいすごしだよ。そんなへんなかっこうのやつがウロウロすれば、町でも、家の中でも、すぐみつかってしまうはずだ。あの新聞の記事だって、漁師のこどもがみたというだけで、そのまま信用はできないのだからね。」

でも、忠雄君はどうも安心ができません。きっと、どこかに、あいつがかくれているんだとおもいました。新聞にでていた、あの頭でっかちのカニのおばけが、そのへんにいるのかと考えると、ゾーッと、さむけがしてくるのでした。

土の中から

それからしばらくして、忠雄君はしんぱいでしかたがないものですから、うらの書庫へいってみました。

書庫は、母屋から、すこしはなれた庭にたっていました。コンクリートづくりの倉です。くつをはいて、書庫の前にいって、錠前をしらべてみましたが、べつじょうありません。

「やっぱり、パパのいうとおりかもしれない。もし、推古仏がほしいのなら、あんないたずら書きをするひまに、書庫にはいればいいんだ。