Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

しかし、にげるよりもはやく、そのことがおこったのです。

カニのはっているむこうの地面が、ムクムクと、うごきはじめたではありませんか。こんどこそモグラかもしれないとおもいました。

土がひびわれてきました。そして、その下から、なんだか黒っぽいものが、ヌーッとあらわれてくるのです。

ひびわれが、いっそう大きくなりました。そこからでてきたのは、びっくりするほど大きなものでした。モグラではありません。モグラの何十倍もあるものです。

それは大ガメのこうらのようにみえました。黒っぽい大きなかさのようなものが、すっかりでてしまうと、パッと目をいるように光る、二つのまるいものが、あらわれました。あっ、目です。カニ怪人の目です。

「ワーッ、たすけてえー。」

忠雄君は、さけびながら、いちもくさんに、かけだしました。そして、うちの中にとびこむと、

「パパ、パパ、たいへんだ。あいつが、あいつが……。」

おとうさんの古山博士と、書生さんとが、おどろいてでてきました。

「どうしたんだ、忠雄。」

「あいつだ。カニ怪人が、土の中から……。」

息をきらせて、庭のほうをゆびさすのです。

「えっ、カニ怪人だって。