Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

地からわく

「この森には、魔物がいるのかもしれないよ。」

少年のひとりが、わざとひくい声で、おそろしそうにいいました。

「わあ、魔物だあ……。」

だれかが、さけびながら、かけだしました。すると、みんなも、そのあとについてかけだすのです。

「おい、カニ売りじいさんがあやしいよ。あれも魔物かもしれないぜ。」

ひとりが、はしりながら、息をはずませていいました。

それをきくと、みんなは、いっそうこわくなり、「ワーッ。」とさけび声をたてて、走るのでした。

地からわく

カニ怪人のために、からだを消された井上少年は、それからどうなったのでしょうか。

それは、しばらくのちのお話として、ここには、もっとべつな、もっとふしぎなできごとを、みなさんにおしらせしなければなりません。

カニ怪人が岩谷美術館の館長古山博士のうちから、貴重な美術品、推古仏をぬすみさったことは、前に書きましたが、こんどは、岩谷美術館そのものが、おそわれることになったのです。

ある夜のこと、古山博士から警視庁に電話がかかりました。電話口によびだされたのは、捜査一課の中村警部でした。中村警部は、いま日本じゅうをさわがせているR怪人の係りのひとりだったからです。