Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

どうもへんですね。ふたりが、そろって、いねむりをするなんて。」

「あなたもねむっていたのですか。すると、われわれだけじゃないかもしれませんよ、ねむらされたのは……。」

「えっ、ねむらされたって。」

「そうです。ともかく、しらべてみましょう。ひょっとすると、たいへんなことが、おこっているかもしれない。」

博士は、あわただしく、部屋をかけだしていきました。中村警部も、そのあとを、おいました。

博士は、第一の陳列室にとびこみました。

「あっ、やっぱり、そうだっ。」

ふたりのおまわりさんが、部屋のすみにたおれていました。いびきをかいて、ねむっているのです。

中村警部も、そこへはいってきて、いきなり、ねむっているおまわりさんのからだを、ゆすぶりました。

「おい、おきたまえ。いったい、どうしたんだ。」

ふたりの警官は、目をこすりながら、よろよろと、たちあがりました。

「見たまえ、陳列だなは、ぜんぶ、からっぽだっ。」

古山博士がさけびました。

その部屋には、六つの大きな陳列だなが、おいてあるのですが、それが、みんな、からっぽになっていたのです。

「あ、やられたっ。」

警官のひとりが、とんきょうな声をたてました。