Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

地底の囚人

しかし、小使ひとりの力では、どうにもできないはずだが……。」

「そうです。あの美術品を、ぜんぶはこぶのには、すくなくとも、大型トラック三台は、いります。むろん小使ひとりの、しわざではありません。」

「じゃあ、あのカニ怪人たちが……。」

中村警部は、さっきの夢をおもいだして、ゾッとしました。

「やっぱり、ひとりや、ふたりじゃない。十人以上のカニ怪人が、やってきたのだ。」

あの気味のわるい、カニ頭の怪物が電灯のような目をギョロギョロさせて、陳列室の美術品をつぎつぎと、はこんでいったかとおもうと、なんともいえない、おそろしさでした。

そのあくる日の新聞には、岩谷美術館の、ねこそぎ盗難事件が、デカデカと書きたてられ、日本じゅうの人を、ふるえあがらせました。

それにしても、美術館の陳列品が、ひとつのこらず、きれいにぬすみさられるなんて、きいたこともない、ふしぎな事件でした。ほんとうに、ねこそぎ盗難事件にちがいありません。

地底の囚人

お話かわって、こちらは井上一郎君です。渋谷区のはずれの、神社の森の中で、カニじいさんのために、からだをけされてしまった井上君は、あれから、R怪人のすみかに、つれていかれました。