Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

」

二十面相は、いすのうしろの壁の中にかくれている部下に、はなしかけながら、カチンと、手錠をはずしてしまいました。かれは手錠ぬけの名人なのです。

それから、いすの前にしゃがんで、クッションの下の、かくし戸をひらき、大きなひきだしを、ひっぱりだしました。

その中に変装の道具がはいっているのです。二十面相は、そこからかがみを出して、自分の顔をうつしながら、変装をはじめました。そして、六―七分のあいだに、ちがった服をきた、ちがった顔の、まったくべつの人間になってしまいました。

いままでは古山博士にばけていたのですが、こんどは六十ぐらいの老人にかわったのです。

そのとき、車はさびしい原っぱに、とまっていました。

「さあ、みんなおりるんだ。この車はすてておけばいい。そのうち、だれかがみつけて、このおまわりさんたちを、たすけてくれるだろう。」

老人にばけた二十面相は、うしろのドアをひらいて、外にとびおりました。運転台のふたりの部下が、とびだしてきました。このふたりとも、いつのまにか、警官の制服をぬいで、ジャンパー姿に、かわっていました。

そのあとから、秘密のかくれ場所をぬけだした、ふたりの部下がおりてきました。