Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

そして、ひととおり話をきくと、赤井をひったてて、パトカーにのせて、警視庁へつれていってしまいました。

松波博士はエジプト室のドアに、外からかぎをかけて、明智探偵と小林少年を、研究室へあんないして、しばらく話をしていますと、この真夜中に、デスクの上の電話が、けたたましくなり出したではありませんか。

博士が電話に出ますと、せんぽうは、

「明智探偵を電話に出してくれ。」

というのです。明智がかわって受話器をとりました。

「もしもし、明智君かね。アハハハ、じつに愉快だねえ。おれを誰だとおもう。あててみたまえ。」

受話器から、そんなしわがれ声が、とび出してきました。

明智探偵の顔色が、サッとかわりました。

「だれだっ、きみはだれだっ。」

「ウフフフ……、赤井だよ。おれはもう、自由の身だよ。さっきのパトカーのおまわりは、にせものだったのさ。ハハハハ……、明智君ともあろうものが、とんだ手ぬかりだったねえ。いや、まて、もうひとつきみをびっくりさせることがある。赤井なんて、おれのほんとうの名まえじゃない。え、わかるかい。おれは二十の顔をもつ男さ。ウフフフ……、きみたちが怪人二十面相とよんでいる大どろぼうさ。