Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

生きた手首

生きた手首

西村正一君は小学校の六年生ですが、その晩、二階にある自分の勉強部屋で、宿題をやっていました。

窓のむこうに、おとなりの松波博士の新築の家の二階が見えます。十メートルぐらいしか、はなれていないのです。そこに見えるのは、広い洋室で、まだ、壁紙をはったばかり、なにも道具のおいてない、がらんとした部屋です。たった一つ部屋のまんなかに、小さい丸テーブルがおいてあるばかりです。しかし、電灯はりっぱなのが、ちゃんとついています。てんじょうからガラス玉のたくさんついたシャンデリヤがさがって、部屋の中をあかあかと照らしているのです。

窓には四枚の大きなガラス戸が、ピッタリしまっていますが、一枚のガラス戸なので、中は手にとるように見えます。

その部屋には、ずっと、だれもいず、電灯だけがついていたのですが、しばらくすると、むこうがわの壁の左のはしにあるドアがあいて、ひとりの上品な老人がはいってきました。正一君は知りませんでしたが、それは主人の松波博士なのです。いま、研究所から帰ってきたのかもしれません。

老博士は、小さな木の箱をだいじそうに、持っていましたが、それを、部屋のまんなかのテーブルの上において、ふたを開こうとしています。