Classici giapponesi con furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate
「ワハハハ……、これでも黄金のトラかね。まっかなにせものじゃないか。」
支配人は、カラカラと笑いました。
「そうだよ。それは、にせものだよ。ほんものは、ちゃんと、べつのところにかくしてあるのさ。ハハハ……、魔法博士のくせに、なんにも知らないんだね。」
坂口少年が、勝ちほこっていいますと、支配人は、
「ウフフフ……、ところがね、じつをいうと、わしは魔法博士の弟子でね、ほんとうの博士が、とっくに黄金のトラを、盗みだしているのさ。
うそだとおもうなら、セトモノ屋の今井君のうちへ、電話をかけて聞いてみるがいい。そこに、どんなことが、おこっているか。」
ああ、魔法博士は、なにもかも知りぬいていたのです。少年たちをゆだんさせるために、博士の弟子が坂口君の店の支配人にばけて、こんなおしばいを、やって見せたのです。
「きのう電話をかけたのはね、魔法博士が、ここの金庫をねらっているとおもわせて、きみたちをみんな、ここへ、ひきつけておくためだったのさ。そして、そのすきに、ほんとうの魔法博士が、今井君の店から、黄金のトラを盗みだしてしまったのさ。ハハハハ……、きみたちが、いくら知恵をしぼっても、博士には、かないっこないのだよ。