Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

」

話しながら、ふたりは階段をあがって、二階の大きな書斎へ、はいっていきました。博士はドアをしめて、ポケットから黄金のトラを取りだし、

「ほら、これが、とりかえしてきた黄金のトラだ。これのかくし場所も、ちゃんと考えてある。」

そのとき、庭のヘリコプターのなかに、ふしぎなことが、おこっていました。そうじゅう席の、うしろにおいてあったズックのつつみが、モゾモゾと、動きだしたのです。そして、なかから、こじきのようなきたない子どもが、あらわれました。その子どもは、ヘリコプターをおりると庭をよこぎって、西洋館のほうへ歩いていきます。

西洋館の裏がわから、窓を見あげていますと、二階の大きな部屋に、パッと電灯がつきました。博士が、その部屋へ、はいったらしいのです。

こじき少年は、あたりを見まわして、考えていましたが、ちょうど、その二階の窓の外に、大きな木が立っているのに気づくと、いきなり、その木のみきにとびついて、上のほうへ登っていきます。

じつに、木のぼりのうまい子どもです。まるでサルのようです。そして、二階の窓の高さまで登ると、大きな枝をつたって、しげった葉をかきわけ、じっと、窓のなかをのぞきました。