Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

窓のすぐ外に、高いコンクリートべいがそびえています。これでは、外を通る人に、あいずをするために、窓から、なにかをなげても、とても、へいをこさせることはできません。

お昼ごろになると、そのへいの外から、かすかに、大ぜいの子どもの声が聞こえてきました。外はひろっぱで、そこが、子どもたちの遊び場所になっているらしいのです。しかし、ここから声をかけたところで、とても、とどきませんし、また、そんなことをすれば、たちまち博士にさとられてしまいます。とても、ろうやをぬけ出すみこみはありません。

三度の食事は、ドアの下のほうについている小さな窓の戸をひらいて、そこから、さしいれるようになっていました。博士の部下が食事をはこび、ついでに、小林君のようすをうかがって、博士に報告するのです。三日めの夜、その部下が、博士の前にきて、こんなことを、報告しました。

「あの子どもは、ネズミと遊んでいますよ。

ろうやの床のレンガにわれめがあって、そこからネズミが、はいってくるのです。あの子どもは、そのネズミに、パンのたべのこしなんかをやって、手なずけたらしいですね。ネズミのほうでもなれてしまって、あの子どものひざまで、はいあがっているのですよ。