Classici giapponesi con furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate
「ほんとうに、つかまったのですか。」
小林君が、うれしそうに聞きますと、波野さんは、にこにこと、表情をくずしながら、
「うん、つかまった。わしはあれからすぐに、本署に連絡して、非常線をはってもらった。東京の警視庁へも報告した。すると、きょうの昼まえに、あの三人組が、東京で、警視庁の刑事たちにつかまったのだ。
美術品もすっかりもどった。別荘のご主人も大よろこびじゃ。おい、小林君、百万円はきみのもんだぜ。それから、県の警察署長から表彰状がもらえる。それにも金一封がついているぞ。おかげで、わしも鼻が高いというものじゃ。
おい、小林君。わかったぞ。きみが、どうしてあの三人組に気がついたか、わかったぞ。『三人』ということじゃ。あの貨車どろぼうは、三人いないとできないということじゃ。ちょうど、その三人づれの東京の客が、あの日の昼間に帰っていった。帰ったと見せかけて、貨車どろぼうの用意にとりかかったのじゃ。
それにしても、きみがあの三人を、そっと写真にとっておいたのは、機敏だったぞ。
もしあの写真がなかったら、なかなかつかまらぬところじゃった。なんにしても小林君、きみみたいな、ぬけめのない少年を、わしゃ見たことがないぞ。