Classici giapponesi con furigana
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みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
Leggi 源頼朝 (みなもとよりとも) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 306.118 caratteri · 613 schermate
武士が弓矢に。それぞれ徹してゆくように、てまえも徹してみたいと考えると、そこに苦しみが起りました。――今のままじゃあ大した儲けにはならない。世の中を自分の富で動かすっていうようなわけには参りませんからなあ」
「…………」
「じゃあ、どうしたら、てまえなどのような商人が羽ぶりがよくなれるかといえば、こう世間がおッとり静かでは困るんで。もっと騒いで物がどしどし動いてくれなくちゃいけませんや。……戦争ですな。それも保元、平治のような都の内の乱ではおもしろくない。天下が二つにも三つにも分れて戦ってくれると、この吉次には、やりたい大仕事が山ほども出て来るんでさ。武門同士が、血と血を賭けて戦い尽した頃、土は百姓侍で持つがよい。てまえは天下の財宝を持ちますから」
「……何をいうかと思えば、おまえは気でも狂っているのじゃないか」
「なぜですか」
「わしは僧侶です。かねの事とか、財物の儲け事とか、戦があるのないの――そんな俗事は聞いてもわからぬ」
「わからないって? ……。ヘエー。……知らないと仰っしゃるのかな……。ふウむ……。ふふふふ」
吉次は笑いだした。
五
「光厳さん。――何も、そう恐い顔したり、秘し隠しにゃ及びませんぜ。