Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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てりはきょうげん

照葉狂言

泉 鏡花

Leggi 照葉狂言 (てりはきょうげん) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 49.730 caratteri · 100 schermate

Aozora Bunko

そうして、翌日になったら一所に行って言訳をしましょうよ。私でも、それでなきゃ誰か若い衆でも着けてあげてね、そして伯母さんにお詫をしたら可いでしょう。」

「可いよ、そんなにしなくッても、一人で帰るよ。」

「だって……困ること。」

「何ともないじゃあないか。」

前になりて駈出せば、後より忙しく追縋りて、

「そんなら、まあ可いとして門まで送りましょう。だがねえ、可かったらそうおしな。お嫌!」

「嫌じゃあないけれど、だって、あの、待ってるから。」

「そう、伯母さんがさぞ、どんなにかね。」

「いいえ、伯母さんじゃあない、姉さんなの。」

「おや、貢さん、姉さんがいらっしゃるのかい。」

「宅にじゃあないの。むかいのね、広岡の姉さんなの。」

「広岡ッて?」

「継母の内なの。継母が居てね、姉さんが可哀相だよ、」

こう言いたる時、われは思わず小親の顔見られにき。

「あのウ、」

「何。」

「何てそういおうなあ、何て言うの。あの、お能の姉さん?」

「嫌ですね、お能の姉さんッて、おかしいね、嫌だよ。」

「じゃあ何ていうの。え、どういうの。」

頭巾の裡に笑を籠めて、

「私はね、……親。」

「親ちゃん!」

「あい。