Classici giapponesi con furigana
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てりはきょうげん
照葉狂言
泉 鏡花
Leggi 照葉狂言 (てりはきょうげん) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 49.730 caratteri · 100 schermate
ないよ。窮屈で弱ってしまう。皆がどうしてああだろう。」
莞爾して、
「さようでございますね。」
「ほんとうにお聞き、真面目でさ。」
「畏まりました。」
「そら、そうだから不可いよ。姉さん、姉さんというものはね、年のいかない弟に、そんなことをするもんじゃあないよ。ちゃんと姉顔をして澄していなくっちゃあ。妙にお客あしらいで、私をばお大事のもののようにして、その癖ふざけるから、皆が種々なこと云うんじゃアあるまいかね。立派に姉さんの顔をして、貢、はい、というようにして御覧。おかしなことは無くなるに違いないから。そうしてなかよくして、ね、可愛がっておくれ。私も心細いんだもの。」
いいかけて顔を見合せぬ。小親は炭を継ぎて火箸もて、火をならしながら、ややありて後しめやかに頷きたり。秋の末なれば月の影冷かなりし。小親は後むきて其方を見たる、窓少し開きたりしが、見たるまま閉めむともせで、また此方に向きぬ。
「そして、お雪さんはどうしたの。」
「それがね、酷いんだ。他人の口から言ったのなら何だけれど、あの、継母が我身で我身の邪慳だったことを私に話したんだよ。
そんな風にして、無理に推着けて婿を取らしたが、実は何、路頭に立つなんて、それほど窮りもしなんだのを、慾張りで、お金子が欲しさに無理に貰ったが悪いことをしたッて、言うんだ。