Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
今はもっとそこが複雑になって来て、変えようとそのものをつっつくより、それから先へ何かをつくり出して行こうという――今の場合なんかそういう心持ね。「朝の風」の弱さは、寂しさなら寂しさというものをそれをつっつきまわして追いはらおうとしている範囲に作者がいたから、その感情が映っているのですね。あの作品についてあなたも書いて下さり、自分も申しましたが、何だかハハンと今、合点の行ったところがあります。
寂しかない、寂しくなんかあるものか、そういうのではなくてね、それを、もっと愛して、自分のうちにとってしまって、寂しいとはこういうものかとうち興じるような何かそんな生活の味。
そして、生活は又一層のニュアンスをふかめるのです。向日性というものは寂しいなんて思いをしたがらない、しようとしない、寂しそうになると大いそぎでそれをふき消そうとするアクティヴィティだけでは、浅くそして単純ね。その寂しさをそれなり透明な光で射とおしてしまうのが、寂しくてそして明るいという、そういう美があり得るわけです、こんな風にして、成人してゆくのねえ。今の心持が私には興味があります。
こうも思うのよ、誰が見たって自分で考えたって一応はそれが一番いい方法というその方法になかなか自分を従わせることが出来ないで、そして、こういう風に大きらいな一人暮し