Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
さて、きょうはよく眠ってヒステリーはしずまって居ります。電報頂きました。やっぱりもう待ち切れなくおなりになったのね。もうきょうはついているのでしょうけれど。あしたは届くかしら。
今度お送りしたのでない方を、この次暖くなったら又洗濯に出しましょうねえ。
大体今年は寒くなるのが早めのようです。
段々勉強したくなって来たからしめたものです。上林なんかゆかなくってよかったこと。ここのごたごたの物凄さは一通りでないのだからそれに馴れる迄反則いたしますからね。それに無頓着になるためには、なるたけ早くそれになれなければなりませんからね。他人が下宿しているのではないのだから人手がなければ赤坊のおむつも世話してやるし、台所へ往復もするし、ね。それはあたり前なのだからそういうごたごたをもって、しかし、自分の時間はしっかりもてるような新しい秩序がいるわけです。
いずれにせよ段々やりかたを覚えて来るから御安心下さい。みんなとの心持は上々に行って居りますから、その点ではいうことはないわ。ひとりでいるよりはつまりはいいのかもしれないわ、ね。片づきすぎて瘠せたような生活にならないだけ。